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phoenix

ローマ字かな漢字変換は疲れませんか?特に、連文節変換を使って大量の文章を書き続けると非常に疲れませんか? 私は、この疲労感を軽減したくて漢字直接入力にトライしていました。 しかし、漢字直接入力は習得コストが非常に高く、結局マスターすることはできませんでした。 それでも諦めきれずに、何とかして疲れない入力方法を編み出せないかと考え続けてきたのですが、最近になってGoogle IMEを使えばかなり疲労の少ない入力方法を実現できるのではないかと思い至り、実際に作ってみたのがこのphoenix Real Time Input Methodです。

phoenixかな配列

一般的に日本語入力に使用されるのはqwerty配列を使ったローマ字かな漢字変換です。 このqwerty配列は日本語を入力するという目的で作られたものではありません。 その為、qwerty配列を使って日本語入力を行うと手指に無駄な動きや無理な動きを強いることになります。 そして、それが原因となってRSIという手の障害が引き起こされるケースもあります。 欧米では、この問題を解決するためにqwerty配列ではない配列、例えばdvorak配列などを使用する人が増えています。 phoenixかな配列を使用すれば、その様な問題をかなりの程度軽減出来ます。

phoenixかな配列は、交互打鍵方式のかな入力コードで、左手で先に子音を打ってから、右手で母音を打ちます。日本語の文章の中に現れるかなの出現頻度を考慮して配列を決定しましたが、覚えやすさも考慮しました。2ストローク系最速とは言えないかも知れませんが、比較的速い方だと思います。楽に覚えられて、しかも快適に入力することができます。

まず、あ行のかなの打ち方から説明します。

「1」とあるのが第1打鍵の位置を表しています。右手の中段に「ういあおえ」、上段に「ぅぃぁぉぇ」が並んでいます。これが、それぞれ第2打鍵の位置を示しています。

次は、か行です。

あ行・や行では右手上段は拗音ですが、か行・さ行・た行・は行は濁音になります。便宜的にぱ行は、ま行の右手上段に割り当てています。

以上を一般化したのが次の図です。

わ行や行ら行は行ま行ぅ゛ぃ゛ぁ゛ぉ゛ぇ゛
さ行な行あ行か行た行う段い段あ段お段え段

さらに、上記の図では表現しきれない部分を明確にするためにマトリクスを示すと:

右・中段右・上段
左・中段
左・上段
    
  
    

の様になります。

TUT-Codeの、左が子音・右が母音で、子音が先打ちという点と、G-Codeの濁音用母音の概念をミックスして作ってみました。また、同じ組み合わせのキーは右から打っても左から打っても同じ文字が出るように定義してあります。

既存の配列を素直に受け入れられなかったのは次のような理由です。

T-Codeでは、規則性がないので、かな配列すら覚えられませんでした。又、TUT-Codeや超絶技巧入力では、濁音や半濁音が3打鍵や場合によっては4打鍵になるのに違和感を感じました。G-Codeでは、母音から先に打つというのが馴染めませんでした。

ちなみに、左手子音・子音先打ちにこだわったのは次のような理由です。

交互打鍵方式では、非利き手先打ちの場合、高速になると、1打鍵目を打つ前に2打鍵目を打ってしまって意図しない文字が入力されてしまうという現象が発生します。利き手先打ちの場合、高速になると、ある文字の2打鍵目を打つ前に、次の文字の1打鍵目を打ってしまって意図しない文字が入力されてしまうという現象が発生します。しかし、非利き手先打ちでは、例えばdkとkdの様な同じキーの組み合わせには同じ文字が入力されるように定義しておけば、高速になって打鍵順序の逆転現象が起こっても意図した文字が入力できます。

phoenixかな配列を体験する

itohiroさんに、体験用フラッシュを作成して頂きました。

phoenixかな体験フラッシュ

phoenixかな配列を使用する

DvorakJを使用すれば、phoenixかな配列を選択できます。

DvorakJ

漢字直接入力法について

phoenixは漢字直接入力コードで、2ストローク及び3ストロークで文字を入力します。漢字直接入力には無連想式と連想式とがありますが、phoenixは無連想式に分類されるのではないかという説がありますが、 やはり連想式に分類されるようです。

phoenixでは、約3200(=2*40*40)の文字コードや機能コードを定義しています。これにJIS第一水準の殆んどの漢字を割当てています。

各キーは、一度打鍵すると、次に該当キー以外のいずれかのキーを打鍵する事によってある機能を実行したり、文字を入力することができます。該当キーを続けて打鍵すると、次に全てのキーのうちのいずれかを打鍵する事によってある文字を入力することができます。この様にphoenixの3ストロークは最初の2打鍵は同一のキーを打鍵する疑似2ストロークと呼ばれるタイプのものです。

機能や文字を確定する為の打鍵以外はシフト操作と考えると、仮想的に80(=2*40)のシフト操作が存在していると考える事が可能になります。一回のシフト操作で指定される一つの漢字群の中の漢字はJISコード順に、

g、f、d、s、a、h、j、k、l、;、t、r、e、w、q、y、u、i、o、p、b、v、c、x、z、n、m、,、.、/、5、4、3、2、1、6、7、8、9、0

の各キーに割当てられています。

又、漢字群自体もJISコード順に、

g、gg、f、ff、d、dd、s、ss、a、aa、h、hh、j、jj、k、kk、l、ll、;、;;、t、tt、r、rr、e、ee、w、ww、q、qq、y、yy、u、uu、i、ii、o、oo、p、pp、v、vv、c、cc、x、xx、z、zz、n、nn、m、mm、,、,,、.、..、/、//、5、55、4、44、3、33、2、22、1、11、6、66、7、77、8、88、9、99、0、00、

の各シフト操作に割当てられています。

これを言葉で説明すると、中段左の内側から外側、中段の左から右、中段・上段・下段・最上段の順に割当てられてるといえます。各キーを打鍵した時、それに対応する漢字群の先頭の漢字は以下の表の通りです。

橿

上記の亜のキーを打鍵すると、次の打鍵で入力できるのは以下の表の通りです。但し、次の打鍵で□を打った場合は、文字の入力ではなく、シフト操作になります。

上記の□のキーを打鍵すると、次の打鍵で入力できるのは以下の表の通りです。

この様に漢字コードが定義されている事が解れば、次にJISコードの中で漢字がどの様に配置されているのかを理解すれば、ある漢字を入力するにはどのキーを打鍵すれば良いのかを試行錯誤しながら探し出す事ができます。この試行錯誤を行なっているうちにその漢字のコードを覚える事ができるようになります。

ただし、かなは頻繁に使用されるので打ちやすい位置にまとめて配置されています。この為、漢字はかなが配置された場所以外を埋めつくす形で配置されています。

かなはひらがなしか定義されていないので、カタカナを入力するには、事前にカタカナモードに切り替えておく必要があります。カタカナモードとひらがなモードはqpかpqを打鍵することによって切替ることができます。

未習得の漢字を早急に入力したい場合は、交ぜ書きを使用することができます。交ぜ書きとは一種のかな漢字変換です。交ぜ書きのモードへはwuかuwを打鍵する事によって移行することができます。詳細は漢直Winの説明書を参照して下さい。

漢直Winを使って漢字直接入力を行う為の設定方法

1. 以下のサイトからzipファイルをdownloadし、適当なフォルダーに解凍して下さい。

2.設定ファイル kanchoku.ini のtableFile=t.tblとある部分をtableFile=phoenix.tblと変更してください。

配字案内

漢直Winは熟語ガイド機能を提供していますが、練習初期の段階ではむしろ配字案内の方が有効性が高いと思われるので、配字案内を使うように設定することをお勧めします。 配字案内に表示される文字は、該当するキーを一打目とするコード群の中で、読みが同じ字の群の最初の字です。 該当するキーを一打目とするコード群の中に、読みが同じ字の群がいくつかある場合は、最初の群の最初の字です。 設定方法については漢直Winの説明書を参照して下さい。

練習

phoenixは、eelll/JSでサポートされていますので、練習はeelll/JSを使用されることをお勧めします。

試作配列

以下の様な配列も作ってみました。

1. 部首画数順の配列 phoenix2

phoenix Real Time 変換入力

現在の日本語入力の主流はかな漢字変換ですが、ごく一部では漢字直接入力が使用されています。

漢字直接入力が使用される理由は、かな漢字変換は認知的負荷が高く、それが原因で非常に疲れるからです。

かな漢字変換では、ひとつの文節を入力するのに、少なくとも二回以上その文節を読まなければならないと言う欠点が有ります。 一回目は、ローマ字やかなで入力されていくひらがなで表示される文節を読み、二回目は変換された結果に誤変換が無いかどうかを確認する為に、同じ文節の漢字仮名交じり文を読むことになります。 そこで誤変換があれば再度変換を行い、又さらに確認の為にその文節を読み直さなければなりません。 その為に、文章を作るという本来の頭脳労働に専念することが出来ず、何度も思考が中断させられてしまいます。 そして、その事が頭を疲れさせ、精神的なストレスを蓄積させる原因となっているように感じられるのです。

漢字直接入力なら、一つの文節を入力するのに同じ文節を二回以上読む必要はありません。 頭の中に思い浮かべた文章をひたすら入力していけばいいだけです。 変換結果を確認する必要はありませんから、思考が中断されることも理論上ありません。 そもそも、変換をしないのですから、その確認をする必要もないわけです。

しかし、漢字直接入力で快適な日本語入力を行うには、沢山の漢字コードを体で覚えなければならないのですが、 私の記憶力では無連想式の漢字直接入力をマスターすることは不可能でした。 その為に、もっと覚えやすい連想式の漢直コードをいくつか作っては見たのですが、 それでも実用に耐えうるだけの数の漢字コードを覚える事はできませんでした。

Google IMEには、最近になってリアルタイム変換と言う機能が追加されました。 リアルタイム変換だと入力と同時に変換結果を確認できるので、その文節を読むのは一回で済むことになります。 しかし、Google IMEの標準の機能では、リアルタイム変換によって提示された変換候補を選択するためには、 数字キーやアルファベット・キーを押す前に一旦Tabキーを押さなければなりません。 その為には、左手の小指という最も弱い指を酷使することになります。 左手小指の酷使は、腱鞘炎の原因となります。 実際、私は左手の小指が腱鞘炎になっています。 又、Tabキーを押すためには手をホーム・ポジションから移動させる必要があります。 これも何度も繰り返し行うことによって疲労を蓄積させる原因となっています。

スマートフォンの日本語入力は、かなを入力していくとリアルタイムに変換候補が表示されるので、 その中から意図する文節を選択すれば良いだけです。Tabキーを押す必要はありません。

スマートフォンのような入力方法をキーボードで実現しようとした結果が以下の図です。

わ行や行ら行は行ま行ぅ゛ぃ゛ぁ゛ぉ゛ぇ゛
さ行な行あ行か行た行う段い段あ段お段え段
No.1No.2No.3No.4No.5 No.6No.7No.8No.9かな

phoenixかな配列は上段と中段の20個のキーしか使いません。 空いている下段の10個のキーを、リアルタイムに提示される変換候補の選択と確定に使用すれば、Tabキーを押さずに1打鍵だけで選択と確定を行うことが出来ます。 具体的には、IMEがONでかなが入力中の場合は、zをキーインされた時には{Down}{Enter}が、 xをキーインされた時には{Down}{Down}{Enter}が入力されるようにAutoHotkeyで定義しました。

又、同様の定義をcから.までのキーに対しても行いました。 これによってアルファベット・キーを一打するだけで、Downキーを何回か打鍵し、 最後にEnterキーを打鍵するのと同等のことを行わせることが出来るようになり、 丁度スマートフォンで日本語を入力するように操作が出来る様になりました。

こうすることによって、ホーム・ポジションから大きく動く事もなく、左手の疲労をある程度軽減する事が出来ますし、 小指を使用する回数を減らすことも出来るので腱鞘炎になる危険性も減らすことが出来ます。

既定の操作では、文字列を入力しようとしている行に表示されているかなの文字列をそのまま入力するにはEnterキーを押さなければなりませんが、 Enterキーはホーム・ポジションからは離れた位置に有るので、これを多用すると非常に疲れます。 GoogleIMEでは、選択候補は中段で選択する場合、aからlまでしか使用しません。 そこで、;に該当するキー、つまり/キーを押した時には{Enter}が入力されるようにAutoHotkeyで定義しました。

これによって、ローマ字かな漢字変換を使って日本語入力を行うのと比較して、はるかに快適に入力をすることが出来る様になりました。

Google IMEを使用してphoenix Real Time変換入力を行う為の設定

先ず、Google IMEのローマ字定義を以下のファイルを使って変更して下さい。

このファイルの中には、無連想式の漢直コードも定義してありますので、興味のある方は漢字直接入力にトライして見て下さい。

次に、Google日本語入力プロパティ画面のサジェストタブを選択し、リアルタイム変換を有効にするをチェックして下さい。

最後に、AutoHotkeyで以下のファイルを実行して下さい。